
「高望みなんてしていない。普通の人でいいのに、どうして出会えないんだろう?」
婚活をしていると、一度はそんな風に感じたことがあるかもしれません。
年収が飛び抜けて高い人や、モデルのような容姿を望んでいるわけでもない。ただ、「普通に」価値観が合って、「普通に」生活できる相手がいればいい。
そう願っているだけなのに、現実はなかなか厳しいものです。
実は、あなたが思い描く「普通の条件」は、婚活市場では必ずしも多数派とは限りません。
この「自分にとっての当たり前」と「市場の実態」のズレに気づかないまま活動を続けてしまうと、大切な時間を浪費してしまうことになりかねません。
なぜ「普通」の基準がズレてしまうのでしょうか?
私たちが「普通」だと思っている基準は、実は以下の3つの原因によって、知らず知らずのうちに現実と乖離してしまっています。
「身近な既婚者」を基準にしてしまう(既婚者サンプルの罠)
あなたの周りにいる幸せそうな既婚者は、いわば「婚活をすでに終えた人たち」です。
統計学では、成功した例だけを見て判断してしまう「生存者バイアス」と呼ばれる考え方があります。
たとえば、職場の同僚や友人グループの中で結婚している人たちを思い浮かべてみてください。気が合って、生活力もあって、人柄もいい――そんな人たちが多くないでしょうか。
しかしそれは当然で、そういう人たちだからこそ、パートナーに選ばれてきたとも言えます。まだ出会えていない人たちの姿は、あなたの身の回りには映っていないのです。
成功した人たちだけを見て「これが標準だ」と思い込んでしまうと、婚活市場の全体像を見誤ってしまいます。
SNSやメディアが作る「理想の夫婦像」の影響
Instagramなどでは、経済的・時間的に余裕のある家庭の「華やかな日常」が目に入りやすい傾向があります。
週末のホテルランチ、記念日のサプライズ、丁寧にコーディネートされたリビング。
一方で、仕事帰りにスーパーで半額の惣菜を選びながら、それでも笑って過ごしているカップルの日常は、なかなか投稿されません。
無意識に刷り込まれた「標準」が、実は比較的高い生活水準であることも珍しくないのです。
自分自身の評価を甘く見積もってしまう心理
心理学には、多くの人が自分を平均以上だと考える傾向(レイク・ウォビゴン効果)があります。
「自分はごく一般的な人間だから、相手もそれに見合った人でいい」と考えるのは自然なことです。ただ、その感覚が少しずつズレている場合があります。
たとえば、「話が合う人がいい」という希望の裏に、実は読書量や知的好奇心の水準まで求めていたり、「清潔感があればいい」という言葉の中に、ファッションやライフスタイルへのこだわりが含まれていたりすることがあります。
自分では気づきにくいだけで、条件はじわじわと積み上がっているものです。
婚活市場における「現実のデータ」を見てみましょう

IBJの「成婚白書2024年版」によると、IBJに加盟する結婚相談所で成婚した男性の年収は500万〜800万円程度の層に多く分布しています。
同白書では複数条件を掛け合わせたデータは公開されていませんが、ここに「大卒以上」「非喫煙」「同年代」といった複数の条件が重なるたびに、該当する人の数は絞り込まれていきます。
一見ごく自然な希望に思えても、重なり合った条件が「普通の人」の数を、驚くほど少なくしてしまうことがあるのです。
また、婚活では「年齢」も大きな要素です。20代の成婚率は男性42.5%、女性36.4%と高い一方で、40代後半になると成婚率は男性23.6%、女性15.7%まで低下する傾向があります。
「いつか理想の(普通の)人が現れる」と条件を変えずに待ち続けると、マッチングの母数が減り、状況はより厳しくなることもあります。
婚活を前に進めるために大切な「自分の立ち位置」
ここで大切なのは、ご自身の魅力を否定することではありません。
「今の市場で、自分はどこにいて、どんな戦略を立てればいいか」を冷静に分析することです。
34歳女性の事例:条件を見直して2週間でお見合い成立
34歳の女性が「年収500万円以上」という条件にこだわり、1年半結果が出ずに悩んでいました。
カウンセラーがデータをもとに分析したところ、同年代(30代前半〜後半)において年収500万円以上の男性は全体の約20〜25%程度に限られ、さらに人気が集中するため、お見合い成立率が低下している状態。
実際、申し込みに対する成立率も平均を下回っていました。
そこで条件を「年収400万円以上」に見直したところ、対象となる男性の割合は約50%前後まで広がり、紹介数・申込み数ともに増加。
結果としてお見合い成立率も改善し、わずか2週間でお見合いが成立しました。その後はスムーズに交際が進み、4ヶ月で成婚。
「年収の数字にこだわりすぎていたときは見えなかったご縁でした」と、現在は振り返っています。
あなたの魅力を「届くべき相手」に届けるために
婚活で「普通の人」が見つからないのは、あなたが悪いわけではありません。ただ、市場の現実を少しだけ戦略的に捉える必要があるだけです。
みらいゆ結婚相談所では、カウンセラーがデータに基づき、あなたの「自分では気づかない強み」を客観的に引き出します。
容姿や年収といった数字だけではない、あなたの「誠実さ」や「話しやすさ」を求めている人はきっといます。
まずは、婚活市場のデータを参考に、自分の現在地を確認してみませんか?
自分の本当の魅力や強みと、自分に合った戦略を知ることで、婚活はこれまでよりもずっとシンプルで前向きに進められるようになるはずです。
